5年の節目

なんと4年振りに筆をとるGolden Weekの谷間。大学院修了から5年間、毎年それまでとは違う自分がいた。身を置く環境も変わり、関わるプロジェクトも次々とやってくる。(ありがたい限り)面白くて、でも結構大変で、いやそれ無理だから、っていうことをやらずにすまない環境で、バタバタとやっているうちに、少しずつ、すこーしずつ、やれることが増えて。そんな5年間の間に自分の中に構築したことは本当に大きい。頭も体も全てを使い、全力で仕事してきた。いや、これは仕事という名の「好きなこと」。おかげで、「あまり好きでないこと」に手をつける時間が取れず、自分の時間の使い方は大逆転。いいか悪いかは別として、これがこの5年の間に起きた事実である。

社会では未だに女性の社会進出が話題になる。高齢化、教育、医療、何をとっても言えるのは、そのことだけ考えても何も解決しないこと。大学院で学んだ最大のインプットがこれ。み〜んな繋がってるのである。システムなのである(詳しいことを言えば”System of Systems”)。女性の社会進出は女性個人、家庭、家族というシステム、地域というシステム、会社というシステム、子供の保育や教育の場というシステム、夫の会社というシステム・・・ぜーんぶを考えないと答えは出ない。そしてそれらは緩やかに繋がり影響し合う。

我がムスメたちが社会人になった今、一体いつになったら「女性の社会進出」が話題にすら上らない日が来るのかと途方にくれる。日本はあらゆる面で「システムとして全体を捉える」のが遅れていると感じる。色々な切り口で世界を見て回る機会をいただき、その度に全体を捉える力が当たり前のように備わっていることに驚きを覚えた。自分が習得した(というかもともと持っていた視点を掘り起こしてもらった)システムとして考える思考。次の5年間でどこまで広められるか。ここに貢献するのがmissionかな。

2018年 5月 1日 | Posted in 仕事
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