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  • アラフィフ女子(!)のパワ〜

    かねてから、同世代の女性たちのパワーには注目していた。もう5年ほど前になるが、このセグメントのソーシャルネットワークを構築しかけた(実際にはしたのだけれど、時期尚早だったかあまり広がらず。。。)りもした。理由は、単純にこのパワーは絶対に社会の役に立つと信じていたから。
    昨年、同世代の女性ネットワークをFBで構築している女友達と出会い、そこから、それはそれはものすごいWomen’s powerをビンビン受けることとなった。単なるFBグループなのだが、一人ひとりが何かしらの仕事や趣味の活動(ここでは政治や宗教の活動は禁止されている)を行っていて、その輪がどんどん広がっていく。勝手に宣伝あり、さらには勝手にコラボまで。どんどん新しい「コト」が生まれていく。。。
    女性の自由さ、女として、母としての強さ、しなやかさ、そして知恵。この世代の女性たちにはこんなモノたちが詰まっている。そして、好奇心と利他心も。パワーを感じずにはいられない。

    2013年 4月 23日 | Filed under 気になること
  • 日本へのお見舞いの言葉

    東北関東大地震後3週間が過ぎようとしている今、ここアメリカで、アメリカやヨーロッパの方から私たち日本人に掛けられる声はとても真摯だと感じる。東京からと聞いてすぐに何かを言うのでなく、しばらく話してからとても言葉を選んでお見舞いの言葉を伝え、今の状況についての心配を共有してくれる。アメリカに着いたらラジエーションチェックでもされるんじゃないかと思っていた節も少しあったのだが、とんでもない。放射能のアメリカへの拡散を怖がるどころかみなとても真摯に接してくれているという印象だ。
    アメリカでの報道ももうほとんどない。あのCNNまでもが流したドラマチックな行き過ぎた報道はすっかり消えたところを見ると、世界を巻き込む可能性もだいぶ下がったという認識なのだろう。
    今日話したスウェーデンから来た男性に、スウェーデンでの原発事情について聞いてみた。やはり日本と状況は似たり寄ったりのようで、原発は5つほどある、それについての是非を国民に問い、何年までにはなくすべき、という結論まで出た、という。しかし、その結果は何も変わらない。なくすべきという時期になって、あぁ、そうでしたねぇ、そういう結論になっていたんでしたねぇ、という状況、といった説明をしてくれた。なるほど。なくそう、って言って簡単になくせるものでないわけだ。これも今回の件でよくわかった。
    日本で起きたことは、世界でしっかり教訓として欲しいと思った。いや、一番教訓とするべきは当の日本だろう。こんな地震国である日本が一番その危険性を認識してリスクマネジメントを徹底していなければならなかったはずなのに。。。とつくづく思ってしまう。。。

    2011年 3月 31日 | Filed under 気になること
  • 被災時の情報マネジメント

    3月11日に東北地方を襲った大地震から18日が経った。その間、国内外の報道、ツイッターなど、追える限りの情報をずいぶん見てきた。
    情報の波のうねりのようなものを見た気がする。海外の報道でのうねり、日本でのうねり、ツイッターユーザーの言葉のうねり。。。その中で、正しいと思える情報を拾うための判断力の大切さを思い知ることになった。
    それにしても今回は情報があちこちで錯綜していた。危機管理とは情報管理を含めて行うべきものだということを痛感。(実際これがなされていたのかどうかは不明だが、結果的にはなされていたとは思えない)こういう事態では、通常なら当り前のように存在する情報の伝達手段すら絶たれてしまう。それを考慮した情報構築、情報管理が極めて大切だと思う。誰がどういう情報を必要とし、それをどう提供できるか、手段、内容を含めた情報構築システム。これがあり、機能したならば、この18日間のような混乱はこれほどのものではなかったのではないだろうか。
    4月からのSDM(システムデザイン・研究科)での修士課程での勉強を目前にしたこの時期、さらには研究テーマである「情報アーキテクチャ」の国際会議に初参加する直前に起きたこの地震と原発事故は、私に新しい課題を与えた気がする。まだまだ何ができるのか分からない。でも、何かはできる。本当にこの間にいろいろ考えた。自分が役に立つことができるなら、自分が持った問題意識を忘れずに少しでもそれを解決できることを考えよう。
    明日から、IA Summit (情報アーキテクチャ サミット)です。コロラド州デンバーに行ってきます。帰ったら翌日から授業が始まります。気を引き締めてしっかりやらねば!

    2011年 3月 28日 | Filed under LEARNING, 気になること
  • 災いは自分で覆すべし

    BLOGにアップしたいこと、あれこれあるのですが、なかなか落ち着いてまとめられないうちに時間はどんどんと過ぎ・・・。といった11月を過ごしてしまいました。。。
    家の用事やら実家の用事やら、やたら時間はかかるわ、やりたいことをじっくりできない焦りとかイライラとか。家に居るとほんとだめだなぁ、って思いました。ここのところ仕事場にも週に3~4日しか来られない。でも、やっぱりここは仕事がはかどります~。毎日じゃないからなおさら集中できるのかも。
    で、今日は本当は先月参加した情報処理学会のデジタルドキュメント研究会の発表のレポートを書く予定だったのですが、その前にちょっと今朝思うことがあったのでそちらを先に。
    「思うこと」は、「下向き」になりそうな時に自分で「上向き」にもっていくこと、について。
    今朝、立て続けにもうがっくりするようなことが起こって、あ~、今日はもしかしてBAD DAY?という感じでした。この時期学校が不定期で、いつものペースの朝を過ごすのは難しい状況。その上、娘にTSUTAYAのCD返却を頼まれ、軽く生返事してしまったばっかりにまず一つ目の災難。
    10時までに返却ボックスに入れなきゃいけなかったことをすっかり忘れ、慌てて持っていったら2分超過。窓口のお兄さんはどうしても延滞料金がかかると言い張る。2分ですよ?それでもだめ?こうなったら言いたくないけど「おばさん」力で。でもだめ。おばさん力足りない。ポイントで払おうとしたら、「借りた人のポイントでしか受け付けない」と。こんなところで時間食いたくないから3枚分600円を払って駅へ。
    かなりカッカしてました。娘に「半額払え~」なんてメールして。でも、ここはちょっと大人~にクールダウンしようと試みました。こういう「いやなこと」を自分のものにしちゃうにはどう考えたらいいかなぁ~、と。「何事も前向き」がモットーの私としては、ただ怒っていてもなんにもいいことは無いですから。
    で、考えました。2分遅れてもオッケーなサービスをあちこちで体験しているから、この機械的なサービスがいやに感じたんだ。買い物ならスーパーより街のお肉屋さん、魚屋さん、八百屋さん、お豆腐屋さんとコミュニケーションしながら、旬のもの、美味しいものを買うのが好き。時には調理法を聞いて新しい料理にも挑戦できる。大手スーパーではできない体験。人間味のある生のコミュニケーション。あ、これって、今グループで研究してるテーマに使えるかも!
    と、こんな感じにプラスにもっていけた感じです。
    で、やっとオフィスに着いたら二つめの災難が。今日はいつになく大荷物で出たというのに、なんと、まさかのエレベーター修理中・・・。まじ?もしかして今日ってそういう日~?1時までエレベーター動かないって言う。気を取り直して階段で6階まで。(はい、6階。大したことは無いのです、実は・・・)さて、これをプラスにもっていくにはやはり「運動不足解消」のチャンスをいただけた、ってことですかね。
    一人で仕事していると、落ちそうな時のコントロールを上手くしないと、負のスパイラルなんて簡単に突入できる。上を向いて、自分に暗示掛けながらこれからもうまくやっていきましょ~。
    さて、2回あることは何とやら。今日はそのつもりで過ごさないと!

    2010年 12月 10日 | Filed under STORY, 気になること
  • アメリカで感じた日本 (その3 NYC)

    あっという間に帰国から早1か月が過ぎてしまった!しかし、久し振りのアメリカ旅行であり、たった一人での旅は私のこの夏の最大イベントであり、そこで見たこと感じたことは、まだまだしっかりと記憶にとどまっている。
    Bostonのホテルを早朝にチェックアウトし飛行機でNYCへ。(これ実は大して楽じゃない。次回はバスかAmTrakにしようと心に決める・・・)Newark airportからここでもタクシーを使わない、と心に決めて電車でホテルまで行くことに。結論から言うと、これ、やめた方がいいです。荷物があるならマンハッタンのホテルまではタクシーにしましょう~。
    Bostonのようにスムーズには全然行かなかった。大きな荷物を転がして3回ほど乗り換え。地下鉄の乗り換えではマンハッタンのど真ん中でスーツケース引っ張って1ブロック歩くはめに。飛行機が早かったせいでマンハッタンは朝のラッシュ時。人が多い!そして暑い!よほどくたびれて見えたのか、どの電車だったか、いかつそう~なおじさんが席を譲ってくれました・・・。
    さて、ようやく目的地、East VillageのBowery Hotelに到着。ここはとても満足なホテル。場所的にも観光客らしき人はほとんどいなくて落ち着いたエリア。いわゆるupperの5th avenueあたりとも42ndあたりとも全く違う。Soho, Noho, NoLitaエリアは歩いて行ける、New York Univ.の近くです。NYCに行くなら私ならまたこのエリアを選びますね。
    旅行記はさておき、New Yorkという世界の中心的な街で一番印象的だったことは、「アメリカの懐の広さ」だ。アメリカの、というよりはニューヨークの、と言うべきかもしれない。この街はアメリカ人というより、ニューヨーク人で成り立っている。ここには白人よりもメキシコ系、中国系、インド系、イタリア系・・・いわゆるマイノリティの人々の方が多いのでは、と思うくらいに、本当に「人種のるつぼ」を体感した。
    たくさんの国からこのニューヨークに人が集まってくる。そして住み着いていく。これをニューヨークという街は受け入れているのだ。日本からニューヨークを見れば、「そりゃ、移民の国アメリカだからねぇ」なんて思うくらい。自分もそうだった。でもニューヨークでこれを目の当たりにしたとき「ここが日本だったら?」「日本はこれを受け入れる度量があるだろうか?」と考えてしまった。
    ニューヨークでは実にいろんななまりの英語が氾濫している。余り英語に堪能でない人もたくさん働いている。スーパーの店員さんの英語がなまってても、そんなことにケチをつける人はいない、みんなちゃんと受け入れてる。そういうもんだ、という文化がここにはあるような気がする。
    一方日本人であることが当たり前な国、日本。海外からの労働者の受け入れを必要としながらもそれが進まない、進めたくない日本人の未熟さ。インドネシアやフィリピンの研修ナースには、滞在の条件として日本語での国家試験の合格という厳しい条件を突きつける。異文化、異人種と共存できない、したくない、というのはただの我儘のようなものではないだろうか。日本にとって何が大事なのか、日本人はもっとよく考えるべき時が来ている気がする。
    言葉の問題で考えれば、人種のるつぼニューヨークでこそ、「伝えること、伝わること」が一番大事。きちんとした文法がわかって話している人の方がもしかしたら少ないかもしれない!一番文法を理解しているのは日本人かなぁ、そして一番英語でちゃんと伝えられてないのも日本人だったりして、なんて思ってしまった。
    今回の旅では、日本人からのきちんとした発信の必要性を強く感じた。これは私の今のテーマでもある。アメリカに行き、出会った人々から感じ取った日本への印象は、私の思っていたそれよりずっと悪くない。たまたま飛行機で居合わせた30代のエンジニアの男性は、日本の歴史に詳しかった。そして日本が戦後に見せた復興の底力を信じ、日本の将来に期待する。NYCで知り合った30歳の女性ソーシャルワーカーは、日本の文化の素晴らしさを称える。こうした会話から私が感じ取ったのは、日本は実はまだ期待されているのではないか、ということ。「まだ」期待されいてるのかも。今ならまだ間に合う。つまり、今手を打たなくてはもう間に合わない!
    日本が変わるのを、まだ待っていてくれてる。中国を向きながらも、アメリカは日本の変化を待っているような気がする。これがlast chanceなんだけどなぁ・・・なんて言いながら。それをみすみす逃してはもう本当に素通りされる国、日本、となってしまう。今動かないでいつ動く?!政治に、国にとても任せておけない今日この頃、日本人みんなが広い視野を持って、自覚して生きていこうよ。自分の言葉で自分たちをきちんと表現し相手にわかりやすく発信する。いろんな人と、いろんな国と、コミュニケーション、そしてダイアローグ(対話)をきちんと始めようよ。これに少しでも役に立てるような仕事をしていきたい、そんなことを感じ、再確認できた旅だった。

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