被災時の情報マネジメント
3月11日に東北地方を襲った大地震から18日が経った。その間、国内外の報道、ツイッターなど、追える限りの情報をずいぶん見てきた。
情報の波のうねりのようなものを見た気がする。海外の報道でのうねり、日本でのうねり、ツイッターユーザーの言葉のうねり。。。その中で、正しいと思える情報を拾うための判断力の大切さを思い知ることになった。
それにしても今回は情報があちこちで錯綜していた。危機管理とは情報管理を含めて行うべきものだということを痛感。(実際これがなされていたのかどうかは不明だが、結果的にはなされていたとは思えない)こういう事態では、通常なら当り前のように存在する情報の伝達手段すら絶たれてしまう。それを考慮した情報構築、情報管理が極めて大切だと思う。誰がどういう情報を必要とし、それをどう提供できるか、手段、内容を含めた情報構築システム。これがあり、機能したならば、この18日間のような混乱はこれほどのものではなかったのではないだろうか。
4月からのSDM(システムデザイン・研究科)での修士課程での勉強を目前にしたこの時期、さらには研究テーマである「情報アーキテクチャ」の国際会議に初参加する直前に起きたこの地震と原発事故は、私に新しい課題を与えた気がする。まだまだ何ができるのか分からない。でも、何かはできる。本当にこの間にいろいろ考えた。自分が役に立つことができるなら、自分が持った問題意識を忘れずに少しでもそれを解決できることを考えよう。
明日から、IA Summit (情報アーキテクチャ サミット)です。コロラド州デンバーに行ってきます。帰ったら翌日から授業が始まります。気を引き締めてしっかりやらねば!
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