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Books on English Writing 英語ライティング参考書
ここのところ、テクニカルコミュニケーション、テクニカルライティング、グローバルイングリッシュ、プレインイングリッシュ、と、英語ライティングについて考えることがぐっと増えて、またまたアマゾンでまとめ買いしてしまいました…。
Oxford Guide to Plain English
Plain Englishは、恩師ケリー伊藤氏からの教えのほかはあまり本は手にしたことがなかったが、これは読む価値ありそう。あのOxford Univ. Pressの出版。
The Global English Style Guide
日本のTC協会では日本発の英文テクニカルライティングのスタンダードとしてこのスタイルガイドを用いるようになってきているとの話を先週のセミナーで聞いた。日本発の英文から他言語への翻訳時に、和文の情報が正確に伝わる必要がある。そのためには英文がnon-nativeにわかりやすいものでなければならない。もちろん、nativeにもわかりやすい英語である。そういう英文のためのスタイルガイド。
The Elements of Technical Writing
Plain Englishの基本であるElements of Styleをもう一度読み直そ~、と思ってアマゾンを見ていたらこんな本も発見!これも使えそうなので早速オーダー。これ、読み始めましたがとても使えます!もうちょっと簡潔にまとめて、英語を書くときのバイブルにしようと思います!(とてもPlainな英語で書かれているので英語もとってもわかりやすい!)
Practical English Usage
こちらもOxford Univ. Pressのリファレンスブック。活用辞典というのでしょうか。文法を実際の使用例を見ながら確認して覚えられる、わかりやすい本です。内容はやはりOxfordのBasic English Usageの上級版らしいです。Basicの方は、もう30年くらい前からお世話になっていて、未だに時々ひっくり返してみることも。でも、調べたいことが出ていないケースが増えてきたのでいつの間にか使わなくなっていました。で、Practicalがいいかも、と思いこちらもオーダー。
Basicの本は、本当にシンプルに英文法がわかりやすく書いてあります。娘たちが文法がわからない時も、すぐにこの本を見せてました。これ、日本の中学の文法書として採用してくれないかなぁ。このほうがずっとわかりやすい!
今回は英語の本ばかり4冊。1冊はリファレンスなので、読むのは3冊。どれもライティングの本なので、Plain Englishで書かれているので読み易そう。がんばりま~す!2010年 3月 6日 | Filed under LEARNING -
わかりやすく発信することの大切さ
ロジカルに発信することの大切さ
先週木曜日に、アクロリンクス(株)の日本法人設立セミナーに行ってきた。
トピックは、1.日本におけるテクニカルコミュニケーションの現状と今後の展望、そして2.日本発英文ライティング。とても興味深いお話だった。これについては、後日詳細を別途ポストするとして、今日はここからつながった今日のミーティングについてのおなはし。
先週のセミナーの1.のトピックで講演された、テクニカルライターの高橋滋子さんとは、昨年末からのお知り合い。今回のセミナーも彼女からご案内を受けて参加したもので、お付き合いは短いけれど、どうもお互いのアンテナに引っかかるものが同じなようで、共有できるものが盛りだくさん。興味あるのでは、との有難いご案内で参加した。
その彼女と今日は初めてゆっくりお話しする時間を持てた。同じ時代に学生をし、社会人をし、家庭を持つ経験を共有するだけでなく、これまでの居場所は大分離れていたけれど、わかりやすく言葉を人に伝える大切さ、ということについてのこだわりや想いを共有してきたことを知り、なんだか「やっと出会えた!」感を満喫。たった2時間の中で、ずっと抱えていた漠然とした考えや、なかなかすっと共有してもらえることの少ない、思いやこだわりを、話す端からす~~~っと彼女に入っていくのがわかるくらいに受け取ってもらえた気がする。
その、こだわりとか想いとは。
端的にいえば、ロジカルに、聞き手、読み手にわかりやすい情報発信をしようよ、ということ。あらゆる業界がMarket orientedとなってきた今、これは必然的な流れ。これまで胡坐をかいてきた業界主導の経営では、
マニュアル?あ~、わからなくていいの、あれは。
ウェブサイト?あ~、あればいいの、あれは。
みたいな声が実際聞こえていたのではないかと思う。でも、もうそうはいかない。
あのトヨタが、あんなことになって、やっとお客様主導の経営になっていくというのだから、今、お客様主導でないサービスを継続することがどれだけ恐ろしいことかなんて誰にでもわかる。
お客様主導の経営、それには、独りよがりの文章でなく、伝えたいことが相手に伝わる、相手が知りたいことをさっと提供できるような情報の発信が大きな武器になるはず。
よく考えてみれば、これは全然新しいことでもなければ画期的なことでもない。ビジネスでもなければ学問でもない。人間として、いえ、その前に生きものとして、たった一人で生きていない限り、周りとのコミュニケーションをしながら生きていく。必然的に、自分の欲求を人に伝えるには伝わりやすい方法で伝えるようになる。生きていくために必要だから。うちの犬はお水が飲みたいときにはお水のお皿をカリカリする。そうするとお水がもらえることを知った。私たちも、犬がお皿をカリカリすると、あ~、お水が飲みたいんだ、ってわかる。赤ちゃんは自分がもつあらゆる能力を使って、お腹がすいたこと、遊びたいこと、いろんなことを親に知らせる。犬や赤ちゃんがやっているコミュニケーション術と何一つ変わらないんじゃないか。基本はここにある気がする。
情報を伝える相手に対して謙虚になって、どうしたらわかってもらえるのかをシンプルに考えればいい。私にしてみれば、ビジネス界で相手にわかりやすく発信してこなかったことの方が驚きなのだ。
わからなくていいマニュアルを書かされていたライター、あればいいウェブサイトを作らされてたデザイナー、こういう人たちがもっと活躍できる時代になってきたはず。ドキュメント制作の各分野では、きっと同じ想いを共有している気がする。高橋さんと私のように。そういう人たちが一つになって、スキルを磨いて自分たちの業界を盛り上げて、日本の経済をいい方向に導くお手伝いをしようよ。それには、企業が基本に返って、お客様と真摯にコミュニケーションをする姿勢を持つことが前提となる。
共有していた同じ想いが二つ合わさっただけで、それは2じゃなく10にも20にも膨らんでいく。今日のミーティングからこんな想いにまで膨らんだ。パチンとはじけないように大切にしていきたい。
先週木曜日に、アクロリンクス(株)の日本法人設立セミナーに参加させていただいた。
トピックは、1.日本におけるテクニカルコミュニケーションの現状と今後の展望、そして2.日本発英文ライティング。とても興味深いお話だった。これについては、後日詳細を別途ポストするとして、今日はここからつながった今日のミーティングについてのおなはし。
先週のセミナーの1.のトピックで講演された、テクニカルライターの高橋滋子さんとは、昨年末からのお知り合い。今回のセミナーも彼女からご案内を受けて参加したもので、お付き合いは短いけれど、どうもお互いのアンテナに引っかかるものが同じなようで、共有できるものが盛りだくさん。興味あるのでは、との有難いご案内で参加した。
その彼女と今日は初めてゆっくりお話しする時間を持てた。同じ時代に学生をし、社会人をし、家庭を持つ経験を共有するだけでなく、これまでの居場所は大分離れていたけれど、わかりやすく言葉を人に伝える大切さ、ということについてのこだわりや想いを共有してきたことを知り、なんだか「やっと出会えた!」感を満喫。たった2時間の中で、これまでずっと抱えていた漠然とした考えや、なかなかすっと共有してもらえることの少ない、想いやこだわりを、話す端からス~~~ッと彼女に入っていくのがわかるくらいに受け取ってもらえた気がする。
その、こだわりとか想いとは。
端的にいえば、「ロジカルに、聞き手、読み手にわかりやすい情報発信をしようよ」、ということ。あらゆる業界がMarket orientedとなってきた今、これは必然的な流れ。これまで胡坐をかいてきた業界主導の経営では、
マニュアル?あ~、わからなくていいの、あれは。
ウェブサイト?あ~、あればいいの、あれは。
みたいな声が実際聞こえていたのではないかと思う。でも、もうそうはいかない。あのトヨタが、あんなことになって、やっとお客様主導の経営になっていくというのだから、今、お客様主導でないサービスを継続することがどれだけ恐ろしいことかなんて誰にでもわかる。
お客様主導の経営、それには、独りよがりの文章でなく、伝えたいことが相手に伝わる、相手が知りたいことをさっと提供できるような情報の発信が大きな武器になるはず。
考えてみれば、これは全然新しいことでもなければ画期的なことでもない。ビジネスでもなければ学問でもない。人間として、いや、その前に生きものとして、たった一人で生きていない限り、周りとのコミュニケーションをしながら生きていく。必然的に、自分の欲求を人に伝えるには相手に伝わりやすい方法で伝えるようになる。生きていくために必要だから。
うちの犬はお水が飲みたいときにはお水のお皿をカリカリする。そうするとお水がもらえることを知った。私たちも、犬がお皿をカリカリすると、あ~、お水が飲みたいんだ、ってわかる。赤ちゃんは自分が持つあらゆる能力を使って、お腹がすいたこと、遊びたいこと、いろんなことを親に知らせる。犬や赤ちゃんがやっているコミュニケーション術と何一つ変わらないんじゃないか。基本はここにある気がする。
情報を伝える相手に対して謙虚になって、どうしたらわかってもらえるのかをシンプルに考えればいい。私にしてみれば、ビジネス界で相手にわかりやすく発信してこなかったことの方が驚きなのだ。
わからなくていいマニュアルを書かされていたライター、あればいいウェブサイトを作らされてたデザイナー、こういう人たちがもっと活躍できる時代になってきたはず。ドキュメント制作の各分野では、実は同じ想いを共有している気がする。高橋さんと私のように。そういう人たちが一つになって、スキルを磨いて自分たちの業界を盛り上げて、日本の経済をいい方向に導くお手伝いをしようよ。それには、企業が基本に返って、お客様と真摯にコミュニケーションをする姿勢を持つことが前提となる。これさえ可能なら、ドキュメント業界と産業界、どちらもwin-winの関係が生まれるに違いない。
共有していた同じ想いが2つ合わさっただけで、それは2じゃなく10にも20にも膨らんでいく。今日のミーティングからこんな想いにまで膨らんだ。パチン!とはじけないように大切にしていきたい。 -
TED TALKSを観て考えたこと <自主性とやる気>
TED TALKS、時々見に行くサイトの一つ。TEDはTechnology, Entertainment and Designの略。この3つの世界の人たちが様々なアイデアについて語る。ひとりの持ち時間は20分以内。スピーカーの有名、無名を問わず素晴らしい話が満載で、興味深いサイト。(中にはアル・ゴアやブラウン首相、有名な学者のtalksも)
今日たまたま観たのは、キャリアアナリストであるダニエル・ピンクと言う人による、「インセンティブを与えてもいい仕事はできない、いい仕事をさせるのは自主性」という話。社会科学者は知っていても、ビジネスにおけるマネジメントに活かされていないこの「事実」、少しずつマネジメントに活かされているケースも出始めたが(Googleの20%ルールなど)、もっと広がれば世界は変わると。
本当にその通り。これは仕事だけでなく教育も然り。日本では子供の自主性は教育の場で少しずつ潰されていく気がする。むしろ、勉強をするより自主性とやる気を育てるのが本当の教育のはず。学校と家庭の場でこれがキチンと育てば、やりたいこととやる気満載で社会に出ていけるのに。と、ついつい気になる教育の方に話が行ってしまう。つまり、潰れかけた自主性とやる気を、社会に出てからどうやって発揮させるのか、これの方が今の社会人にとっては問題かもしれない。(Play/Stopボタンの右のView Subtitlesで字幕が出ます。クリックしてJapaneseを選択すれば日本語字幕付きで観られます。)
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ロジカル・ライティング
明日お会いする方の本を読ませていただいた。
『ロジカル・ライティングがよ~くわかる本』
結論から言うと、これは私にとって2つの意味で役に立つ本。
1. ロジカルに書くための方法を人に説明するときにとても役に立ちそう
2.これまでの自分のライティングのブラッシュアップに役立つ
読ませていただく機会を頂き感謝している。
私はロジカル思考を英語の勉強の中で身に付けた。私の恩師であるケリー伊藤氏はPlain Englishを提唱し、この学習の中で徹底的に日本語を英語のロジックに組み直し英語のロジックで流れる英文を書く、または英語をよりわかりやすい英語にリライトすることを実践してきた。その結果、英語だけでなく日本語もロジカルに書くことを自然に身につけることができた。
この著書には、私が学習してきたことと非常に似た内容がちりばめられていたため、とてもすんなりと読むことができた。
本の前半では、自分がLogical Thinking、Logical Writingを実践していることを再確認。そして後半では具体的な細かい項目で、よりロジカルなライティングへのヒントをたくさんいただいた。これからは参考にさせていただきたい。
人にロジカルな文章の書き方を伝えようと思っても、どう教えればよいかわからなかったので、そんな時にもとても参考になる本だと思った。
明日お会いするのがとても楽しみ。 -
Books to Read!
先日のSTCの会で、この世界の著名な諸先輩たちとお話しする貴重な機会の中で、情報アーキテクチャー(IA)、コンテンツマネジメント(CM)について勉強するならこれ!というこれまた貴重な情報をいただき、さっそくアマゾンで注文。
『コンテンツマネジメント パーフェクトガイド 基本・計画編』
日本のマニュアルライティングの第一人者、高橋慈子さんからの貴重なアドバイス。コンテンツマネジメントを学ぶならこれはMUST!とのこと。届いた本は、う~ん、読みでがありそう・・・。この冬は学習、学習。
これに、IAの通称「しろくま本」も私のBooks to read!リストの上位に。次に、IAの分野で活躍されている長谷川敦士さんの『IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』 と、まだまだ続きます。
先日STC(アメリカ)のサイトで見つけたお薦めの本、Technical Writing 101 と、一度読んでみたかったPeter Druckerの本でわりと読みやすそうなThe Daily Druckerも購入済み。この2冊は英語なので、ついつい後回しになりそうですが、少しずつでも読み始めるぞ!
「積ん読」にならないように、頑張ります。2009年 12月 8日 | Filed under LEARNING
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