わかりやすく発信することの大切さ

ロジカルに発信することの大切さ
先週木曜日に、アクロリンクス(株)の日本法人設立セミナーに行ってきた。
トピックは、1.日本におけるテクニカルコミュニケーションの現状と今後の展望、そして2.日本発英文ライティング。とても興味深いお話だった。これについては、後日詳細を別途ポストするとして、今日はここからつながった今日のミーティングについてのおなはし。
先週のセミナーの1.のトピックで講演された、テクニカルライターの高橋滋子さんとは、昨年末からのお知り合い。今回のセミナーも彼女からご案内を受けて参加したもので、お付き合いは短いけれど、どうもお互いのアンテナに引っかかるものが同じなようで、共有できるものが盛りだくさん。興味あるのでは、との有難いご案内で参加した。
その彼女と今日は初めてゆっくりお話しする時間を持てた。同じ時代に学生をし、社会人をし、家庭を持つ経験を共有するだけでなく、これまでの居場所は大分離れていたけれど、わかりやすく言葉を人に伝える大切さ、ということについてのこだわりや想いを共有してきたことを知り、なんだか「やっと出会えた!」感を満喫。たった2時間の中で、ずっと抱えていた漠然とした考えや、なかなかすっと共有してもらえることの少ない、思いやこだわりを、話す端からす~~~っと彼女に入っていくのがわかるくらいに受け取ってもらえた気がする。
その、こだわりとか想いとは。
端的にいえば、ロジカルに、聞き手、読み手にわかりやすい情報発信をしようよ、ということ。あらゆる業界がMarket orientedとなってきた今、これは必然的な流れ。これまで胡坐をかいてきた業界主導の経営では、
マニュアル?あ~、わからなくていいの、あれは。
ウェブサイト?あ~、あればいいの、あれは。
みたいな声が実際聞こえていたのではないかと思う。でも、もうそうはいかない。
あのトヨタが、あんなことになって、やっとお客様主導の経営になっていくというのだから、今、お客様主導でないサービスを継続することがどれだけ恐ろしいことかなんて誰にでもわかる。
お客様主導の経営、それには、独りよがりの文章でなく、伝えたいことが相手に伝わる、相手が知りたいことをさっと提供できるような情報の発信が大きな武器になるはず。
よく考えてみれば、これは全然新しいことでもなければ画期的なことでもない。ビジネスでもなければ学問でもない。人間として、いえ、その前に生きものとして、たった一人で生きていない限り、周りとのコミュニケーションをしながら生きていく。必然的に、自分の欲求を人に伝えるには伝わりやすい方法で伝えるようになる。生きていくために必要だから。うちの犬はお水が飲みたいときにはお水のお皿をカリカリする。そうするとお水がもらえることを知った。私たちも、犬がお皿をカリカリすると、あ~、お水が飲みたいんだ、ってわかる。赤ちゃんは自分がもつあらゆる能力を使って、お腹がすいたこと、遊びたいこと、いろんなことを親に知らせる。犬や赤ちゃんがやっているコミュニケーション術と何一つ変わらないんじゃないか。基本はここにある気がする。
情報を伝える相手に対して謙虚になって、どうしたらわかってもらえるのかをシンプルに考えればいい。私にしてみれば、ビジネス界で相手にわかりやすく発信してこなかったことの方が驚きなのだ。
わからなくていいマニュアルを書かされていたライター、あればいいウェブサイトを作らされてたデザイナー、こういう人たちがもっと活躍できる時代になってきたはず。ドキュメント制作の各分野では、きっと同じ想いを共有している気がする。高橋さんと私のように。そういう人たちが一つになって、スキルを磨いて自分たちの業界を盛り上げて、日本の経済をいい方向に導くお手伝いをしようよ。それには、企業が基本に返って、お客様と真摯にコミュニケーションをする姿勢を持つことが前提となる。
共有していた同じ想いが二つ合わさっただけで、それは2じゃなく10にも20にも膨らんでいく。今日のミーティングからこんな想いにまで膨らんだ。パチンとはじけないように大切にしていきたい。

先週木曜日に、アクロリンクス(株)の日本法人設立セミナーに参加させていただいた。

トピックは、1.日本におけるテクニカルコミュニケーションの現状と今後の展望、そして2.日本発英文ライティング。とても興味深いお話だった。これについては、後日詳細を別途ポストするとして、今日はここからつながった今日のミーティングについてのおなはし。

先週のセミナーの1.のトピックで講演された、テクニカルライターの高橋滋子さんとは、昨年末からのお知り合い。今回のセミナーも彼女からご案内を受けて参加したもので、お付き合いは短いけれど、どうもお互いのアンテナに引っかかるものが同じなようで、共有できるものが盛りだくさん。興味あるのでは、との有難いご案内で参加した。

その彼女と今日は初めてゆっくりお話しする時間を持てた。同じ時代に学生をし、社会人をし、家庭を持つ経験を共有するだけでなく、これまでの居場所は大分離れていたけれど、わかりやすく言葉を人に伝える大切さ、ということについてのこだわりや想いを共有してきたことを知り、なんだか「やっと出会えた!」感を満喫。たった2時間の中で、これまでずっと抱えていた漠然とした考えや、なかなかすっと共有してもらえることの少ない、想いやこだわりを、話す端からス~~~ッと彼女に入っていくのがわかるくらいに受け取ってもらえた気がする。

その、こだわりとか想いとは。

端的にいえば、「ロジカルに、聞き手、読み手にわかりやすい情報発信をしようよ」、ということ。あらゆる業界がMarket orientedとなってきた今、これは必然的な流れ。これまで胡坐をかいてきた業界主導の経営では、

マニュアル?あ~、わからなくていいの、あれは。

ウェブサイト?あ~、あればいいの、あれは。

みたいな声が実際聞こえていたのではないかと思う。でも、もうそうはいかない。あのトヨタが、あんなことになって、やっとお客様主導の経営になっていくというのだから、今、お客様主導でないサービスを継続することがどれだけ恐ろしいことかなんて誰にでもわかる。

お客様主導の経営、それには、独りよがりの文章でなく、伝えたいことが相手に伝わる、相手が知りたいことをさっと提供できるような情報の発信が大きな武器になるはず。

考えてみれば、これは全然新しいことでもなければ画期的なことでもない。ビジネスでもなければ学問でもない。人間として、いや、その前に生きものとして、たった一人で生きていない限り、周りとのコミュニケーションをしながら生きていく。必然的に、自分の欲求を人に伝えるには相手に伝わりやすい方法で伝えるようになる。生きていくために必要だから。

うちの犬はお水が飲みたいときにはお水のお皿をカリカリする。そうするとお水がもらえることを知った。私たちも、犬がお皿をカリカリすると、あ~、お水が飲みたいんだ、ってわかる。赤ちゃんは自分が持つあらゆる能力を使って、お腹がすいたこと、遊びたいこと、いろんなことを親に知らせる。犬や赤ちゃんがやっているコミュニケーション術と何一つ変わらないんじゃないか。基本はここにある気がする。

情報を伝える相手に対して謙虚になって、どうしたらわかってもらえるのかをシンプルに考えればいい。私にしてみれば、ビジネス界で相手にわかりやすく発信してこなかったことの方が驚きなのだ。

わからなくていいマニュアルを書かされていたライター、あればいいウェブサイトを作らされてたデザイナー、こういう人たちがもっと活躍できる時代になってきたはず。ドキュメント制作の各分野では、実は同じ想いを共有している気がする。高橋さんと私のように。そういう人たちが一つになって、スキルを磨いて自分たちの業界を盛り上げて、日本の経済をいい方向に導くお手伝いをしようよ。それには、企業が基本に返って、お客様と真摯にコミュニケーションをする姿勢を持つことが前提となる。これさえ可能なら、ドキュメント業界と産業界、どちらもwin-winの関係が生まれるに違いない。

共有していた同じ想いが2つ合わさっただけで、それは2じゃなく10にも20にも膨らんでいく。今日のミーティングからこんな想いにまで膨らんだ。パチン!とはじけないように大切にしていきたい。

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