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自分CMを作る小学生
今朝のニュースで、ある東京の小学校の取り組みが紹介されていた。それは、自分を15秒で売り込むCMを作る、というもの。
いま、子どもたちは、会話の中できちんとコミュニケーションができないことからいろいろなトラブルが起こってしまうことがあるという。そこで、自分は本当はこういう人でこういうことを考えているんだよ、ということを上手に人にアピールしよう、というのである。
まず、自分のいいところを付箋一枚に一つずつ、これを頑張って100枚くらい書いてみる。子供によっては120枚以上書く子、ほとんど書けない子もいるという。次に、周りの友達に自分のいいところを聞いてそれをまた書いていく。そこから、自分のCMのテーマを決める。自分がクラスの子たちにこんな風に見られていたのかぁ、と嬉しそうにする子。本当の自分は何なのか、何をアピールすれば自分をわかってもらえるのか、真剣に考えている子。
これぞ学校の教育!と思った。勉強を教えることよりも、こういう、コミュニケーション、社会性、そういうことを学習するは学校でなければできないこと。日本の小学校も変わって行ってくれているなぁ、とうれしくなった。
ニュースでは、このCMで自分を広告したことから、クラスでの友達とのかかわりに変化が出てきた子を紹介していた。クラスの中で鎧を着ていたような子がすっかり鎧がとれて、自分らしく接することにより周りから慕われるようになっていた。小学校5年生でとても大事な社会性を学んだわけだ。素晴らしい!
ところで、この取り組み、本当は子供だけのものではないですよね。日本の大人たち、コミュニケーションがうまくできない人たちが多すぎる。自分らしさをしっかりと発信して、自分らしい社会への貢献、関わり方をもう一度考えてみるのは、これからのより良い人生を生きるために必ず役に立つと思う。個人も然り、そして企業としても然り。
やっぱりコミュニケーションですね。大切なのは。これを少しでも円滑にするためのお手伝いをすることを仕事にしているのは、私らしさの社会貢献、ってことなのかも。そうか。今日のニュースは役に立った!
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