10代の日本人の活躍
先週の金曜日クリスマスイブに、三浦文彰くんという若きバイオリニストのコンサートに行ってきました。彼は、高校2年生の16歳。ご両親ともバイオリニストで、お父様は東京フィルのコンサートマスター。今回の公演は三浦君主役で、その東京フィルとの共演でした。
三浦君はこの秋、ハノーファー国際バイオリンコンクールで最年少優勝を果たし、新進気鋭のアーティストとして注目されています。
音楽はもちろん素晴らしかったのですが、特に印象的だったのはその軽やかさ。オーケストラをバックに独奏する彼の立ち姿といい、音楽を奏でる姿は見ていてとても清々しかった。ガチガチの英才教育で育ったと思われがちな若き天才は、大好きな音楽を自然体で楽しんでいる。すばらしい技術は、もちろん日々の努力の賜物だろうけれど、本当に好きで、楽しいんだろうなぁ、と感動さられました。
ここのところ日本では、時代は10代!と思えるほどに、いろいろな分野での10代の活躍が目立ちます。その代表選手はもちろんゴルフの石川遼くん。そして昨日スケートの五輪代表選手にやっと決まってホッとした、浅田真央ちゃん。そして音楽界も然り。
最近の若き天才たちは、若さと落着きを兼ね備えている。がむしゃらに頑張るというのでなく、自分を冷静な目で見ながら、自分を信じて落ち着いて自分の目標に向かって一歩一歩努力を重ねる。
ほんとうに見習うところがたくさん。娘たちのためというより、来年はまずは自分自身が彼らにもっともっと学ばせてもらおうと思う。
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