顎関節症とマッサージ治療

長年の腰痛と肩凝りに加えて数年来の「睡眠中の歯の食い縛り」を改善すべく、1年ほど前から飯田橋の日本歯科大学病院の顎関節科に通っている。

歯ぎしりならまだ力が逃げるからいいらしいが、食い縛りは歯にかかる力がどこにも逃げていかずに顎にかかり、そこから首、肩、腰、ひどい人は体中の倦怠感にまで広がり、生活に支障が出るらしい。私は、数年前から朝起きた時に歯ぐきの筋肉痛のような痛みを感じるようになり、歯科でマウスピースを作らされた。

食い縛りの原因は、ストレス、とのこと。そうはいっても、そのストレスを取り去るのは簡単なことではなく、どこかでバランスをとっていかなければならない。しばらくの間は、適度な運動とマウスピースで何とかやってきた。

去年、日本歯科大学で、食い縛りなどの顎関節症の治療を先進的に行っている先生を知り、通院を始めた。この先生の治療、なんとマッサージ!それがものすごくうまい。痛いけどうまい!筋肉の筋を丁寧に一本一本ほぐしていくのがわかる。大学病院の先生に一時間近くマッサージしていただくのには大変気が引けるのだが、他で受けたことのない感覚のマッサージだ。

さすがにこの治療は今とても注目されていて、患者さんの数がかなり多い。一度診察に行くと、次の予約は1ヶ月半は先になる。顎関節症でうつ状態にまでなってしまう患者さんもいると聞く。こういう人たちにとっては、他にはないありがたい病院だ。

私の場合は、最初に調べていただいた結果、食い縛りから肩凝りが起こっているのではなく、その逆で肩や首の凝りや緊張からあごの筋肉にまでそれが広がって、食い縛りのような状態が起こっていることが分かった。なので、顎関節科に通う意味はあまりないのかもしれないが、とにかくこの10カ月ほどの先生のマッサージで、肩や首の筋をだいぶほぐしていただいた。筋を覆っている筋膜というところがくっつき合っていたほどにガチガチだったらしいが、表面はかなり柔らかくなった。

日本歯科大学での治療は今日で最終。あとは、適度な運動と鍼治療などに戻して、”しなやか”な首・肩・腰を取り戻したいところだ。日本歯科の先生のような、スポーツマッサージにリンパマッサージを取り入れたことをやっているところも探してみたい。最近再開したYOGAも効いてくれるかな?凝り固まったところは、何事もどんどんとほぐしていかないといけませんからね!

2010年 3月 19日 | Posted in オフ
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