NHK ハーバード白熱教室
ハーバードの授業が日本のテレビで見られる!というのを友人が教えてくれて、先週から見始めたNHKハーバード白熱教室。サンデル教授の人気授業、Justice。Justiceとは何か、何がJusticeなのかを、教授、生徒たちが議論する。
既に第6回の放送であったので、過去5回分は見逃してしまった。と思ってリンクをたどると、ちゃんと全ての回が見られるサイトが!http://www.justiceharvard.org/
ただし、英語。そして過去5回どころか全12回分全てがアップされています。英語で先に見ておいて日曜日にHNKで復習、といった英語学習にも役立ちそう。
番組のことはこれくらいにして、ハーバードの授業について思った事を書いてみる。それはやはり、この活発な生き生きとした授業そのものの羨ましさである。今、日本の大学も変化しているところもあるかと思うが、こうした参加型の授業が大学の大教室でさえも行われているという現実を、ぜひとも日本の教育者たちにしっかりと見てほしい。知識を増やすことが教育ではない。考える力、そして想像力とコミュニケーション力を養うのが教育だと(少なくとも文科系は)私は常々思っている。そして残念ながら日本の学校教育ではその力はなかなか養われない・・・。
教育者がアクションを起こすだけでは足りないので、政治家にも見てもらわないといけないだろう。何といっても日本のいろいろを決めているのは政治家のみなさんなわけで、その方たちがどれくらい危機感を感じて下さるのかちと不安だが、現場目線でしっかりと見ていただきたいものだ。
日本の大学は今やアジアの留学生に素通りされてしまう。優秀な学生はアメリカへ。そして日本でさえその動きは始まってきている。優秀な日本人は東大、ではなくハーバードへ。教育に携わる知人の話では、ハーバード大学が昨年日本の桜蔭で説明会を実施したという。アメリカの教育者はどんなに上位校であっても胡坐をかかない。世界中の優秀な学生を集め教育することに前向きなのだ。一方日本はどうだろうか。いわゆるブランド校はハーバードと並ぶくらいの学校になるような努力をしているだろうか。私にはとてもそうは思えない。
教育は変わらなきゃいけない。これからの日本は教育でも孤立してしまう。切実にそう感じる。ということで、教育関係、政治関係のみなさまは、是非この授業を見てください。
内容も面白いし、ハーバードでの授業体験ができるという意味でも若い人たちも勿論!自分のやる気次第ですが、英語の学習にもなります。
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