修士論文を書くということ

今日は1月17日。修論提出日までちょうど2週間となった。まだ完成には至っていないが何とか形になって来たかなというところか。

所属するヒューマンラボへの第1回の提出が1月6日。これを目標に、12月に入ったあたりから集中し始めた。研究、そしてそれを論文にまとめる、なんて初めてのこと。「要領よく」なんてできるはずもない。ましてや他にも役割を持つ私としては、早め早めに進めておかないと何が起こるか分からない。そう思って、コツコツとやってきた。

それにしても、こうして論文を書くという作業は大いに意味がある。つくづくそう思う。この2年間の授業やゼミ、輪読会や講演会、セミナーにワークショップの数々。そこでアンテナに引っかかったたくさんの「点」たち。それが線となり面となりつつあるのを実感する。私なりにではあるけれど。

面になりかけると、ちょっと高台に登ったかの様。視点が上がって、ちょっと遠くまで見えてくる。視点をあげたり下げたりしながら修論を書くことで、この2年間を振り返る機会を与えてくれる。疑問だったことすら忘れていたあんなことも、書くという作業の中で新しい学びにさえつながって行く。

この振り返りがまたたくさんの点たちを線にして面にしてくれる。記憶の中の点たちは点のままではいずれ消えて行く。線となり、面となった点たちは記憶にしっかりと留まり、それが活用できるものとなる。そういう意味でも私にとってのこの体験はとても貴重なものとなっている。

もちろん、こうして論文を進めることができるのも、点から線、線から面を作り出せそうなのも、私一人の力じゃない。たくさんの周りの皆さんのサポートがあってのこと。本当に感謝している。

これから社会に出てさらにたくさんの新しい学びをする若い彼らとは私はちょっと違う。ここでの学びを活かすも殺すも自分次第。活かさないつもりならたぶん私はここSDM研究科には来なかった。だから、きっちり脳に刻み付けたい。そんな思いからついつい気合いが入ってしまった気がする。

私にとって修士論文を書くというこの経験は、ものすごく大きな学びとなっている。あと少し、息切れしないように最後まできっちりとやりたい。やっぱり最後は「気合い」と「根性」ですかね。

2013年 1月 18日 | Posted in LEARNING
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