Dots were connected. さてこれからだ。
1月31日の修論提出、その後の発表資料づくり、そして2月8日の修論発表会。全てにおいて、自分の力は出し切った。この年になって学んでいるからには、いい加減なことをするつもりはなかった。だから自分なりに頑張ったつもり。そしたら、ちゃんと結果がついてきた。
私の修士課程生活が終わった。振り返ってみれば、満足のいく2年間だった。いろんなことがあった。一コマ一コマを見れば、苦しかったり辛かったり、もちろん楽しくて充実もしていた。でも、全体を振り返れば、そんな一コマたちは見事につながっている。Steve Jobsの言葉を借りれば、見事にdots were connected.である。線になった点たちはかけがえのない一瞬だ。
点を経験しているその時には線にしようという意識はない。けど、無意識ではあるが直感的にはそういう感覚を持っていたんだと思う。実はここ数年思ってきたことだけれど、何か軸を持って(無意識的であっても)アンテナを伸ばしていれば、自分の周りに流れ来る「点」をキャッチできる。さらに手を伸ばして掴みにいくことさえできると思っている。(こんなことを考えていたから、前野先生のおっしゃる「意識」の小人たちの話には妙に納得がいった。)
自分の直感を信じてアンテナを伸ばす。周りのあれこれに惑わされない。でもこれ、実はとても難しいと思う。この助けになるのが、静かに自分に向き合う時間を持つことだと思っている。ほんの少しでいい。5分でも10分でも。自分に耳を傾けてみる。そこから何かを得なくてもいい。きっと後になればいろんな結果を生んでいるんだと思う。
偉そうなことを言っても、これは友人の受け売り。こんな話を私に伝えたのが去年の秋。かけがえのない言葉たちはその深みを増し続けて一生私に語りかけるだろう。難しい病気と戦っている最中に、言葉通り「命懸け」で伝えてくれた彼女は今はもういない。あれからたった5ヶ月であちらの世界へ行ってしまった。彼女のその気持ちを活かすも殺すも私次第。もう「ダメじゃん」って言ってくれないんだものね。自分でダメだししながら頑張って行こう。
さて、これまでの点たちが線となった今、この線をどうするか。これからが肝心。線のままでいいのか?伸ばす?伸ばした先に何がある?線を面にしていけるのか?こんな2年間を過ごしたのも、「面にする」コトを無意識のうちにも初めから意識していたんだと思う。なら、やるしかない。時間は有限だ。亡くなった友人が身を以て教えてくれた今、これからの時間を大切に、悔いのないように一生懸命使っていこう。
2月に修論を終えてから早2ヶ月が経った。その間、少し”off”モードながらも諸々のことがあった。4月に入ってモードを”on”に戻したけれど、これからは、この2年間よりも少し広い範囲でドライブしていこう。せめて「面」が見えるくらいに視点を持ち上げて。
この間の諸々のこと、実はとても大事だったのだけれどもなかなかブログに向かえなかった。ちょっと賞味期限は切れるかもしれないけれど、追々ここに書き記していこうと思う。
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