英語でコミュニケーションしたい人 応援します
先日、友人からtwitterで英語の教材を教えてとリクエストされた。「アメリカ人の友人と楽しくコミュニケーションするため」という明確な目的。
ケリー伊藤氏に長い間師事していた私としては、やはり彼の著書の中から選ばせてもらった。
で、選んだのはこれ。
結構厚みのある1900円する本。一つの日本語の単語から様々な英語の例文が見られるようになっている。日本語の言葉から英語の単語を導くものでなく、日本語の単語から、そこで言っている意味を噛み砕いて他の言葉で表現し、それを英語で表現している。
例えば、『諦める』という項目に「捨て子」とか「年貢の納め時」とかいった日本語を英語にした例文が載っている。いずれの言葉にも「諦める」という意味合いがある。例文の英語では「捨て子」はabandon、「納め時」ではsettle downを使っている。
友人に投げかけられたいい機会なので、英語について気を付けていることを少しまとめてみる。(といっても、みんなケリー伊藤氏の受け売り。)
日本語を英語にするときに一番大事なのは、言葉そのものを英語にしようとしないこと。ケリーがいつも言っているが、「お早う」を”It’s early!”という日本人はいない。ちゃんと”Good morning!”といえるのに、ちょっと複雑になるともうその発想は残念ながら消えてしまう。
お早う→good morning! の発想、これが常にできれば、日本人の英語表現力は格段に伸びる。だがしかし、「早い」は”early”だから・・・、と、すぐに辞書に頼りたくなってしまう。そこをぐっと我慢して、「お早う」で、自分が伝えたいことは何?と自問する。それは朝の挨拶。じゃあ、英語で朝の挨拶はなんていう?という展開に持っていく。この展開に慣れるようにするのがいいと思う。
どういうトレーニングが最も有効か。これについて少し研究してみたいと思う。簡単なことが簡単に言えるようになること。これが英語嫌いの日本人を少しでも英語好きにするポイントだと思う。これに少しでも貢献できたらな。
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