研究少しずつ進んでます
大学院に来て1年と3ヶ月。今初めて言えるこの台詞。「研究進んでます」
思えばあっちこっち寄り道しながらの研究だったが、3月の中間発表前に決めたテーマでやっと落ち着いた。自分の仕事の中からわいてきた疑問を基にしているので、調べごとは多いけど、興味があるので地味ながらも面白さ満載。こうやって物事って理解していけばいいのね、ってことがこの年にしてやっとわかった気分。研究って嫌いじゃない。
昨日は中間発表後初めてのゼミ発表。こういう目標を目の前にぶら下げないとなかなか馬力がかからないので、半ば無理矢理設定。この日に向けて集中的にこれまで調べたことを整理して研究を進めることができた。これをやると、自分が設定するGoalがどこで、今どの辺りに居るかがよくわかり、つまり、焦る。(苦笑)まだまだだけれどまずまずの評価を頂いたようで。やたら調べごとをしていることだけは伝わったみたい。
私の場合、開発するシステムの要素ひとつひとつをまず調べることから始まった。4つのうち2つの要素が決まりこの2つを統合したところが進捗。進めてみると、いやそれじゃ足りないだろ、っていうことをいろいろ発見して、新たな要素も加わってくる。指導教授によれば、「えらく調べなきゃ行けないことがたくさんある研究」らしい。けど、「それ知りたい」、と単純に思うのでついついまた調べごとが増える。基本、じぶん、知りたがりなんだ、ってこともよくわかった今日この頃。。。
研究で大事なのは調べて考えるだけじゃない。それをどう伝えるかって事がおそらく一番大事かも。いかにロジカルに情報を整理して、いかにわかりやすく伝えるか。これがここでの2年間で習得したいもうひとつのことでもある。こればかりは机上の勉強だけではどうにもならない。どんなに理解していても実際にやってみないと全然ダメ。Try & Errorをひたすら繰返し習得するものだろう。だから発表準備にはあえて時間をかける。考えがまとまってからの時間が半端ない。ロジカルライティング、ロジカルシンキングの本を手に、どの順番で話せば流れがスムーズか。インパクトをどこに持っていくか。シミュレーションしながらあれこれ考える。これがささっとできるようになりたいなぁ。ま、これも練習あるのみか。
昨日の発表で頂いたありがたいフィードバックをしっかりと活かして、先に進めたいと思いま〜す。
2月からヒューマンラボにどっぷりとつかり、本当にいい時間を過ごさせてもらっている。自分のアンテナに正直に反応することができるようになってから、保井先生にもたくさんのことを学ばせて頂いた。1年経ってやっと自分の学びのスタンスが決まってきた感じ。SDM研究科は2年じゃ全然足りません!ここからさらに楽しくなるのに、あと9ヶ月で卒業なんて!(涙)本当にここの生活、楽しくてしょうがない。
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