デザインコンサルティングファームと大学を拠点に、システムズエンジニアリングとイノベーティブ思考の実践、支援、教育に携わる日々。あいかわらず毎日が学びでいっぱい。大学院を修了して5年。おかげさまで、少しずつ社会に貢献できることが増えてきたと感じています。
弊社Bridge-work. Inc,はinnovative DESIGN LLCにパートナーとして参画し、システムズエンジニアリング、イノベーティブ思考を用いたシステムデザインのサポート、新規事業創出支援、またこうした考え方を広めるための教育活動に携わる一方、渡辺個人としては引き続き慶應義塾大学大学院SDM(システムデザイン・マネジメント)研究科にて特任教員としてプロジェクトや学生への教育、企業との共同研究や研修などを行なっています。
この5年の間に、弊社の理念は"customerとprovider"をつなぐ価値創造のお手伝い、へと昇華しました。Bridge-workが取り組んできた日英翻訳、ウェブサイト構築も、使う人と提供する人をつなぐ価値造りのお手伝い。「情報」のわかりやすさを高めることによる価値創出支援と言えるでしょう。今では対象を拡大し、企業が様々なシステム、サービス、プロダクトとしてcustomerへ、そして社会へ新しい価値を届ける"新価値創造"に少しでも貢献することを目的として、インプット、咀嚼、アウトプットの日々を送っております。
"ブリッジ"としての存在を忘れずに、これからも社会への価値創出、価値提供に貢献して参ります。
May 2018 Kyoko Watanabe

がん患者の不安にどう向き合うか ~ 伝わるコミュニケーションの重要性

昨日のNHK朝のニュースで、がん患者の不安と向き合うための研修をする医師たちが紹介されていた。

これまで医者は患者の病気を治すことに集中してきた。今は治すことよりも患者の気持ちに寄り添う医療が求められている、と。

研修では、がん患者に治療の変更をどう説明するか、などをテーマにしたロールプレイで練習する。担当医役の医師は優しくではあるが一方的な変更を患者に告げる。これに対して、他の研修者(医者)たちが、いろいろな意見を言う。

「まずは、患者がこれまでの治療をがんばってきたことをほめてあげるべき」
「まずは患者の想いやこれからの希望など、ゆっくり話を聞いてあげるべき」

こんな意見が出ていた。

ここのところ人と人とのコミュニケーション、特に言葉や文書によるコミュニケーションをより伝わるものにすることを集中的に考えている私から見ると、やっと医者がコミュニケーションという言葉を知ったのね、という感覚。

私は医者の家庭に育った。だからかもしれないが医者にはちょっと手厳しい。家族である医者たちがどう患者と接してきたかは詳しくは知るよしもないのでこれについては置いておかせてもらうとして、これまで自分や家族が外の病院で診てもらった医者たちの中には、医者ってそれでいいの?と思えるような人たちもいる。特に、長く病気をしてきた両親の付添中には、悲しいかな患者とその医師の間にコミュニケーションが存在しないことを知った。

NHKニュースで取り上げられたこの話題を見ると、これからは医者が患者とコミュニケーションを取ろうとしているらしい。ここで、是非提案したいことがある。

患者とのコミュニケーションの研修に、ロジカルな情報整理、わかりやすい日本語でコミュニケーションする方法を、方法論として取り入れてほしい。ここでのコミュニケーションは人の生死にかかわる大切なやりとりだ。医者からの優しい語りかけや激励も必要だが、本当に伝えるべきことが明確にあるはず。これを、きっちりと伝えるのが本当の仕事なのだ。コミュニケーションが、ただの優しさで曖昧になり、伝わらなければいけないことが伝わらない、そんなことがあっては絶対にいけないのである。

日本語は、感情や考え、想いといった主観的な情報と、事実という客観的な情報が混在してもそれほどおかしい言語ではない。しかし、これが混在することでわかりにくさ、曖昧さが増していく。事実と感情を切り離し、きちんと患者と対峙して伝えるべきことをしっかりと伝えることが医師の役割なのではないか。

医師と患者のコミュニケーション、もちろん難しいことはたくさんあると思うが、医師も患者も、しっかりと気持ちも必要な情報も伝えあえる、そんなコミュニケーションができる病院が増えることを期待している。

お花見

呑川沿いの桜

呑川沿いの桜

暖かかった土曜日はお花見日和。犬たちの散歩がてら近所でお花見をした。

私が住む雪谷近辺には、洗足池や多摩川沿いの多摩川台公園など、人がたくさん集まるようなお花見スポットがある。でも、ちょこっと歩くお散歩コースでも、けっこう桜が楽しめる。

まずは家から坂を下ったところにある小さな公園。大きな桜がきれいに咲いていた。少し足を延ばして東調布公園へ。ここの桜の木もずいぶん大きくなった気がする。子供たちと公園に来ることもなくなり、昔のイメージが残っている私にとっては。公園の自転車コースでは、変わらずにたくさんの子供たちが遊んでいた。

公園から呑川へ。ここの桜がとても好きだ。小さな川沿いの細い道の桜たちは、川に覆いかぶさるように枝が伸び、たくさんの花をつけていた。(写真)水面にはカモたちの姿も。

坂を上がって家に戻る途中、清明学園がこの日の最後のお花見スポット。校庭の大きな桜は、毎年楽しませていただいている。この近隣のお宅にも大きな桜の木。

どこの桜も、青い空によく映えて、とてもきれい。お花見の宴会もいいけれど、こんなプチお花見散歩ツアーもいいもんだ。

2010年 4月 5日 | Filed under FUN, オフ
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Jimdo 創業者 来日イベント

オンライン上でWebサイトが作れるシステムJimdoのイベントに行ってまいります!

JimdoがKDDIを窓口として日本に本格進出して1年。4月12日にJimdoの創業者3名が本拠地ドイツ、ハンブルグより来日。これを記念してのイベントだ。

http://jp.jimdo.com/2010/03/19/jimdo創業者-来日イベント開催/

Jimdoは、Free と Pro があり、FreeはJimdoの広告付きで500M。Proは月間利用料945円で広告なし、独自ドメインOKで5Gというサービス内容。サイトを作るのはとても簡単で、弊社でも数社のクライアント様に、ニーズに合わせてこのシステムを利用したサイトをご提供している。

Freeの無料システムは様々な使い道がある。ページによるアクセス制御、またサイト全体に対するアクセス制御もあるため、サイト制作の準備段階のツールとして使うことも。

Jimdoを知ったのは2007年。日本語対応になる前から社内ツールとして利用していたが、一年前からKDDIと提携し正式日本語対応となり、クライアント様への成果物としても利用できるようになった。

Jimdoでは、新機能がどんどん登場し、さまざまなインタラクティブなページが実現できるようになっている。最近ではオンラインショッピング昨日も追加された。これからどうなっていくのか楽しみなJimdo。

来日イベントは定員40名。どのくらいの応募があったのかわからないが、めでたく抽選にて当選!というメールをいただいた。どんなイベントになるか、楽しみだ。イベントの報告、お楽しみに・・・!

2010年 3月 29日 | Filed under Website制作, 仕事
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手帳・・・アナログ OR デジタル?

ずっとずっと悩んでいます。2年前に紙に落ち着いたはずだったのですが、ここへきてまた悩んでいます・・・。iPhone or Franklin Covey?

2年前まであれこれ変えてみたのですが結局フランクリンコービーの手帳を奮発して購入。これにやっと落ち着いてデジタルはGoogle Calendarを使いながらメインは紙でスケジュール管理をしていました。

ここのところ、iPhoneを活用するようになり、最初はGoogle CalendarのiPhone使用をしていたのですが、ネットがつながらないとスケジュールも入れられない、見られない。ネットがつながっていても遅い・・・。で、iPhoneのカレンダーを試しに使ってみたところ、割と見やすい、速い、常に手元に持っているからおも~い手帳より手軽に入力、チェックができる。となかなか快適。ただし、一か月全体を見渡せるページがほしい・・・。となると、やはり手帳?と、まだまだ悩み中。

私の手帳は3月いっぱいで終わりなので、Coveyで月間カレンダーだけ購入しようかと思ったところ、気に入って使っていたデザインだとDailyのページとのセット売りのみ。Monthlyのページがあるのはいまいちデザインが気に入らないのです。そうなると買う気がどっと失せてしまう・・・。私の場合、デザイン性はかなり重要。毎日使うものですから気に入らないものと日々にらめっこしたくないです。

なかなか解決しないままに4月に突入しそうです。とりあえず去年のCoveyのセットに入っていた後一年分の月間ページを利用しながら、メインはiPhoneかな、と思っています。みなさんはご自分のベストのスケジュール管理法を見つけていますか?

これぞ!と思うもの、ぜひ紹介してください!

2010年 3月 25日 | Filed under 気になること
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顎関節症とマッサージ治療

長年の腰痛と肩凝りに加えて数年来の「睡眠中の歯の食い縛り」を改善すべく、1年ほど前から飯田橋の日本歯科大学病院の顎関節科に通っている。

歯ぎしりならまだ力が逃げるからいいらしいが、食い縛りは歯にかかる力がどこにも逃げていかずに顎にかかり、そこから首、肩、腰、ひどい人は体中の倦怠感にまで広がり、生活に支障が出るらしい。私は、数年前から朝起きた時に歯ぐきの筋肉痛のような痛みを感じるようになり、歯科でマウスピースを作らされた。

食い縛りの原因は、ストレス、とのこと。そうはいっても、そのストレスを取り去るのは簡単なことではなく、どこかでバランスをとっていかなければならない。しばらくの間は、適度な運動とマウスピースで何とかやってきた。

去年、日本歯科大学で、食い縛りなどの顎関節症の治療を先進的に行っている先生を知り、通院を始めた。この先生の治療、なんとマッサージ!それがものすごくうまい。痛いけどうまい!筋肉の筋を丁寧に一本一本ほぐしていくのがわかる。大学病院の先生に一時間近くマッサージしていただくのには大変気が引けるのだが、他で受けたことのない感覚のマッサージだ。

さすがにこの治療は今とても注目されていて、患者さんの数がかなり多い。一度診察に行くと、次の予約は1ヶ月半は先になる。顎関節症でうつ状態にまでなってしまう患者さんもいると聞く。こういう人たちにとっては、他にはないありがたい病院だ。

私の場合は、最初に調べていただいた結果、食い縛りから肩凝りが起こっているのではなく、その逆で肩や首の凝りや緊張からあごの筋肉にまでそれが広がって、食い縛りのような状態が起こっていることが分かった。なので、顎関節科に通う意味はあまりないのかもしれないが、とにかくこの10カ月ほどの先生のマッサージで、肩や首の筋をだいぶほぐしていただいた。筋を覆っている筋膜というところがくっつき合っていたほどにガチガチだったらしいが、表面はかなり柔らかくなった。

日本歯科大学での治療は今日で最終。あとは、適度な運動と鍼治療などに戻して、”しなやか”な首・肩・腰を取り戻したいところだ。日本歯科の先生のような、スポーツマッサージにリンパマッサージを取り入れたことをやっているところも探してみたい。最近再開したYOGAも効いてくれるかな?凝り固まったところは、何事もどんどんとほぐしていかないといけませんからね!

2010年 3月 19日 | Filed under オフ
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