デザインコンサルティングファームと大学を拠点に、システムズエンジニアリングとイノベーティブ思考の実践、支援、教育に携わる日々。あいかわらず毎日が学びでいっぱい。大学院を修了して5年。おかげさまで、少しずつ社会に貢献できることが増えてきたと感じています。
弊社Bridge-work. Inc,はinnovative DESIGN LLCにパートナーとして参画し、システムズエンジニアリング、イノベーティブ思考を用いたシステムデザインのサポート、新規事業創出支援、またこうした考え方を広めるための教育活動に携わる一方、渡辺個人としては引き続き慶應義塾大学大学院SDM(システムデザイン・マネジメント)研究科にて特任教員としてプロジェクトや学生への教育、企業との共同研究や研修などを行なっています。
この5年の間に、弊社の理念は"customerとprovider"をつなぐ価値創造のお手伝い、へと昇華しました。Bridge-workが取り組んできた日英翻訳、ウェブサイト構築も、使う人と提供する人をつなぐ価値造りのお手伝い。「情報」のわかりやすさを高めることによる価値創出支援と言えるでしょう。今では対象を拡大し、企業が様々なシステム、サービス、プロダクトとしてcustomerへ、そして社会へ新しい価値を届ける"新価値創造"に少しでも貢献することを目的として、インプット、咀嚼、アウトプットの日々を送っております。
"ブリッジ"としての存在を忘れずに、これからも社会への価値創出、価値提供に貢献して参ります。
May 2018 Kyoko Watanabe

Books to Read!

先日のSTCの会で、この世界の著名な諸先輩たちとお話しする貴重な機会の中で、情報アーキテクチャー(IA)、コンテンツマネジメント(CM)について勉強するならこれ!というこれまた貴重な情報をいただき、さっそくアマゾンで注文。

『コンテンツマネジメント パーフェクトガイド 基本・計画編』

日本のマニュアルライティングの第一人者、高橋慈子さんからの貴重なアドバイス。コンテンツマネジメントを学ぶならこれはMUST!とのこと。届いた本は、う~ん、読みでがありそう・・・。この冬は学習、学習。

これに、IAの通称「しろくま本」も私のBooks to read!リストの上位に。次に、IAの分野で活躍されている長谷川敦士さんの『IA100  ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計』 と、まだまだ続きます。

先日STC(アメリカ)のサイトで見つけたお薦めの本、Technical Writing 101 と、一度読んでみたかったPeter Druckerの本でわりと読みやすそうなThe Daily Druckerも購入済み。この2冊は英語なので、ついつい後回しになりそうですが、少しずつでも読み始めるぞ!

「積ん読」にならないように、頑張ります。

2009年 12月 8日 | Filed under LEARNING
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Presentation ZEN

この時期、お勉強、お勉強~、と、自分に鞭打ってたくさん本を読みたいと思います。

STCのアメリカサイトでお薦めの本をチェックしたところ発見した、Presentation Zenという本。本のタイトルからすると、プレゼンの本?禅の本?となるが、どちらも答えはYes and No. ちょっと正しいけれどちょっと違う。

何かを伝えようとするときにより伝わりやすい方法を、禅というアプローチで教えてくれる。なにも、こむずかしい日本の文化を解説しているわけではなく、余計なものを取り去り、よりシンプルに、ポイントを引き立たせ、聞き手を飽きさせない方法を説いている。

シンプルに、ロジカルに、という基本に加え、ここでは聞き手中心に考え(まさに、HCD:人間中心設計 によるデザインだ!)、より聞き手にインパクトを与え、記憶に残るプレゼンテーションとして、ストーリーを持たせよ、というアプローチは新しいと思った。

文章にインパクトを持たせる、つまりはコピーライティングの領域は、なにも広告だけのものではない。ビジネスのプレゼンにも取り入れればより効果的なプレゼントなり、そこからビジネスが生まれる。考えてみれば当たり前のことなのだが、なぜかプレゼンは普通にパワポの箇条書きを見せればいい、という固定概念が存在しているわけだ。

筆者は、とにかくこれまでの固定概念は全て捨てる!と強調している。固定概念を捨てる、これは何もプレゼンだけじゃない。日本語の文章はとにかく分かりにくい。その、わかりにくさが高尚だという考え方もある。(ほんと~に翻訳者泣かせ…) 固定概念を捨てて、情報を整理し、不要な情報はバッサバッサとまずは取り除く。日本に根付く「禅」の教えをドキュメント制作にも生かして、いろいろなシーンで人に伝わる言葉づかい、聞き手の心に残る伝え方が注目されることを期待したい。

私は長年英語をニュースライティングの観点から勉強してきた(ケリー伊藤氏が提唱するPlain English)が、ニュースライティングでは、1センテンスの単語数、全体の文章の長さ、そして使う単語の難易度の指定がある。読み上げる速度にだって決まりがあるわけだから早口でたくさんの情報を流せばよいというものでもない。この制約の中で、聞き手にできるだけインパクトを与える。この考え方は、そのままこのPresentation Zenという本で謳われていると思った。

本ではさらに、アイデアを練る時はパソコンを離れよう、とか、効果的なスライドはどんなものかなど具体的な方法も提示してくれる。プレゼンの本、と限定するよりはもっと広い範囲の、コミュニケーションのアプローチとして、常に頭に置いておきたい内容の一冊。

2009年 12月 2日 | Filed under LEARNING
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Society for Technical Communication (STC)

先週、テクニカルコミュニケーターの組織である、アメリカのSTCの東京支部のイベントに参加させてもらった。
テクニカルコミュニケーター、テクニカルライターといえば、製品のマニュアルを書くライターを思わせる。
実際STCに所属する方々の多くはそういったライターの方たちである。しかし、テクニカルコミュニケーションという
言葉には、「物事をわかりやすく読み手、聞き手に伝える」という、もっと広い意味がある、と私は理解している。
つまり、製品、サービス、企業や組織が提供する情報が、そのサービスや製品の利用者のニーズに合い、
かつ分かりやすく提供されているのかということをあらゆる側面で考えることだと思っている。
その中には、情報アーキテクチャー、コンテンツマネジメント、実際に情報を提供するウェブデザインや、パンフレットや
マニュアル制作、そして実際の製品やサービスをデザインすることなどが含まれるのではないか。
ユーザー中心に全てをデザインする。このイベントでは、このトピックで、篠原稔和さん
(ソシオメディア、DESIGN IT! LLC 代表)が講演をしてくださった。
タイトルは、「UXが切り開くコンテンツマネジメントの改革。
今UX(User Experience: サービスや製品の利用者による体験)が製品やサービスの開発を見直す
コンセプトとして注目を集めている、というお話。この中で、HCD (Human (またはUser) Centered Design:人間中心設計)という
コンセプトが大事で、これは簡単にいえば、商品やサービスを開発する初期段階から、利用者を想定しその人がどんな風に
利用するかを細かく分析し、そこからブランディング、マーケティング、サービスや製品、全てををデザインする、というもの。
これまで、英文ライティングで叩き込まれた情報の整理、読み手に伝わりやすくする工夫、といったスキルを、
和英翻訳はもちろん、日本語のウェブサイト制作やパンフレット制作という分野で活用してきたつもりだが、
もっとそのベースになっている何かを突き詰めたい、その何かを模索していたところだった私に、
このTCという世界は大きなヒントを与えてくれた気がする。
STCは、アメリカの本体はだいぶ大きいようだが、東京支部はまだこじんまりしている。所帯が小さいということは、
いいこともたくさんある。これから、このネットワークに参加させていただき、TCの自分なりの側面を見つけて
行きたい。

stc_logo先週の11月25日(水)、テクニカルコミュニケーターの組織である、アメリカのSTC東京支部のイベントに参加させてもらった。

テクニカルコミュニケーター、テクニカルライターといえば、製品のマニュアルを書くライターを思わせる。実際STCに所属する方々の多くはそういったライターの方たちである。しかし、テクニカルコミュニケーションという言葉には、「物事をわかりやすく読み手、聞き手に伝える」という、もっと広い意味がある、と私は理解している。つまり、製品、サービス、企業や組織が提供する情報が、そのサービスや製品の利用者のニーズに合い、かつ分かりやすく提供されているのかということをあらゆる側面で考えることだと思っている。その中には、情報アーキテクチャー、コンテンツマネジメント、実際に情報を提供するウェブデザインや、パンフレットやマニュアル制作、そして実際の製品やサービスをデザインすることなどが含まれるのではないか。

ユーザー中心に全てをデザインする。このイベントでは、このトピックで、篠原稔和さん(ソシオメディア、DESIGN IT! LLC 代表)が講演をしてくださった。

タイトルは、「UXが切り開くコンテンツマネジメントの改革。今UX(User Experience: サービスや製品の利用者による体験)が製品やサービスの開発を見直すコンセプトとして注目を集めている、というお話。この中で、HCD (Human (またはUser) Centered Design:人間中心設計 HCD-Net)というコンセプトが大事で、これは簡単にいえば、商品やサービスを開発する初期段階から、利用者を想定しその人がどんな風に利用するかを細かく分析し、そこからブランディング、マーケティング、サービスや製品、全てををデザインする、というもの。

全てにおいて、納得。大変ためになるお話だった。

これまで、英文ライティングで叩き込まれた情報の整理、読み手に伝わりやすくする工夫、といったスキルを、和英翻訳はもちろん、日本語のウェブサイト制作やパンフレット制作という分野で活用してきたつもりだが、もっとそのベースになっている何かを突き詰めたい、その何かを模索していたところだった私に、このTCという世界は大きなヒントを与えてくれた気がする。

STCは、アメリカの本体はだいぶ大きいようだが、東京支部はまだこじんまりしている。所帯が小さいということは、いいこともたくさんある。これから、このネットワークに参加させていただき、TCの自分なりの側面を見つけて行きたい。

2009年 12月 2日 | Filed under LEARNING
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雨の浅草

仕事で浅草に行った。雨は降るし、最高気温8.9度という真冬並みの寒さ。でも、なぜだか浅草の駅を出て雷門を見たとたん、なんだかホッと。

外国人の観光スポットとして、学校の修学旅行ルートとして、いつも人が集まっているこの浅草には、特別な空気がある。懐かしい空気。立ち並ぶ甘味やさんや食べ物屋さん、お腹がすいていなくても入りたくなる。

雨合羽にビニール傘の団体があちこちに。小学生達に浅草はどう映ったかな。

仲見世はただなんとなく歩いているだけでも楽しい。お店の人に記念写真を撮ってもらっている女子高生たち。海外の観光客の皆さんは、和の小物を選ぶ目も真剣そのもの。

雨合羽をかぶって行列で歩く小学生のグループ。社会科見学かな?

新宿、渋谷、銀座、原宿・・・東京に街はたくさんあるけれど、外国人や学校の生徒たちがこんなに集まる場所ってあるだろうか。観光や教育目的で人を集める街。日本を知る上でMUSTな街、浅草にはそんな意味があるはずだ。

雷門

雷門は冷たい雨の中でもやっぱり写真スポット!

高層ビルや最新ファッションのブティックに囲まれる街より、日本をたくさん感じる街、浅草。同じ仕事でも、こんな街の空気をちょっとでも感じられるのは幸せだ。

日本らしいお菓子です。外国の女性客が何人も真剣に選んでいました。気持ち分かります~。

2009年 11月 20日 | Filed under オフ
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紅葉の絨毯

紅葉の絨毯

紅葉の絨毯

週末に日帰りで、ちょっと用事で山中湖に出かけました。

朝日に照らされた紅葉の絨毯がとても綺麗だったので記念に一枚。

思いがけず紅葉を満喫してきました!お天気もよかったし。疲れた時は自然を楽しむのが一番ですね。

2009年 11月 12日 | Filed under オフ
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