デザインコンサルティングファームと大学を拠点に、システムズエンジニアリングとイノベーティブ思考の実践、支援、教育に携わる日々。あいかわらず毎日が学びでいっぱい。大学院を修了して5年。おかげさまで、少しずつ社会に貢献できることが増えてきたと感じています。
弊社Bridge-work. Inc,はinnovative DESIGN LLCにパートナーとして参画し、システムズエンジニアリング、イノベーティブ思考を用いたシステムデザインのサポート、新規事業創出支援、またこうした考え方を広めるための教育活動に携わる一方、渡辺個人としては引き続き慶應義塾大学大学院SDM(システムデザイン・マネジメント)研究科にて特任教員としてプロジェクトや学生への教育、企業との共同研究や研修などを行なっています。
この5年の間に、弊社の理念は"customerとprovider"をつなぐ価値創造のお手伝い、へと昇華しました。Bridge-workが取り組んできた日英翻訳、ウェブサイト構築も、使う人と提供する人をつなぐ価値造りのお手伝い。「情報」のわかりやすさを高めることによる価値創出支援と言えるでしょう。今では対象を拡大し、企業が様々なシステム、サービス、プロダクトとしてcustomerへ、そして社会へ新しい価値を届ける"新価値創造"に少しでも貢献することを目的として、インプット、咀嚼、アウトプットの日々を送っております。
"ブリッジ"としての存在を忘れずに、これからも社会への価値創出、価値提供に貢献して参ります。
May 2018 Kyoko Watanabe

Dots were connected. さてこれからだ。

1月31日の修論提出、その後の発表資料づくり、そして2月8日の修論発表会。全てにおいて、自分の力は出し切った。この年になって学んでいるからには、いい加減なことをするつもりはなかった。だから自分なりに頑張ったつもり。そしたら、ちゃんと結果がついてきた。

私の修士課程生活が終わった。振り返ってみれば、満足のいく2年間だった。いろんなことがあった。一コマ一コマを見れば、苦しかったり辛かったり、もちろん楽しくて充実もしていた。でも、全体を振り返れば、そんな一コマたちは見事につながっている。Steve Jobsの言葉を借りれば、見事にdots were connected.である。線になった点たちはかけがえのない一瞬だ。

点を経験しているその時には線にしようという意識はない。けど、無意識ではあるが直感的にはそういう感覚を持っていたんだと思う。実はここ数年思ってきたことだけれど、何か軸を持って(無意識的であっても)アンテナを伸ばしていれば、自分の周りに流れ来る「点」をキャッチできる。さらに手を伸ばして掴みにいくことさえできると思っている。(こんなことを考えていたから、前野先生のおっしゃる「意識」の小人たちの話には妙に納得がいった。) 続きを読む

2013年 4月 20日 | Filed under LEARNING, STORY
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あれから3年・・・

3年前の今日(あ、もう昨日か)、友人が48歳で天国へ行った。

あまりにも若い。

家族ぐるみの付合いだった。

私の同級生であり、娘の同級生のパパであり、義姉の同級生の夫でもある。

結婚当初はご近所さんでもあった。

デカい身体にデカい声。よく呑み、よく食べ、よく動く。

大学のアメフト時代と変わらない。

大学の卒業25周年の大同窓会企画では、経済学部の幹事代表である彼に頼まれて一緒に経済学部を盛り上げた。 続きを読む

2013年 2月 4日 | Filed under STORY, オフ
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そして提出

この2ヶ月間かけて書いてきた修士論文、先ほど提出。本当にこれで仕上がったと言えるのか?全く不明。手直しすればするほど分からなくなる。もっと、あれも、これも、盛り込まないといけないんじゃないか?そんな不安に駆られる中を、先輩、先生方の「大丈夫」の言葉に支えられ、なんとか終わりとすることができた気がする。

書いている間に分かってきたこと、検証結果による思いがけない知見、などなど、いろいろな発見をしながらそれをひとつの軸に沿って展開していくことは、難しかったけれどなかなか楽しかった。

書くことは嫌いじゃなかったけれど、Microsoft Wordは明らかに嫌いだってことも分かった。ここにどれだけの時間を掛けただろうか。。。次回(あるのか?)からの教訓として、目次や図表番号、参考文献を連番にするのではなく、ファイルを分割して章ごとに分けて書く、これが基本だってことをここに記しておこう。あ、後輩の皆さんの為にもね。

はっきり言って、ワードに翻弄される時間はストレス以外の何者でもありませぬ。。。生産的でない!せいぜい30ページずつくらいに分けて書いていった方がいいと思います。

とにかく提出は完了。次は発表資料作りです!

2013年 1月 31日 | Filed under LEARNING
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コツコツ、こつこつ

友人の陶芸家の女性が、作陶の作業を本当にコツコツ、こつこつ続けている。

陶芸って、土を捏ね、形成し、削り、焼き、色を付け、また焼き、と、ひとつの作品を作るにも本当にたくさんの時間と労力がかかっている。これを一人でコツコツ、こつこつとやっていく。失敗作はいくらでもできる。でも、思い通りの一品ができたときの喜びはひとしお。

私も、趣味ながら少しだけかじっているのでそんな感じだけは分かるつもりだ。

私が普段やっているあれこれも、同じ。いや、私に限らず、みんなやってる。

翻訳にしても、まさにコツコツ仕事。ウェブを作るのだってもちろんそう。家のことなんてまさにそう。毎日毎日の積み重ね。家事なんてやってもやっても目の前ですぐに結果が消えて行く。料理→食べちゃう。掃除→すぐまた汚れる。洗濯→すぐまたたまる。でも、家事でさえ、消えて行くのは「目に見える」結果だけ。経験や人の気持ちみたいな、見えない部分は絶対に積み上がって行くわけだ。

何をいいたいかというと、つまり、何事も、積み重ね。コツコツやっているうちに必ず何かを成し遂げる。真摯な気持ちで、前向きに、ついでに感謝して。そうすれば必ず何かが積み上がる。私の修論がまさにそうだった気がする。

諦めることはいつでもできる。諦める勇気も時に大切ではある。でも、とにかく周りに感謝して、自分を信じて、楽しみながらコツコツ、こつこつと続けて行くこと。これが基本なんだと、修士課程の学業・研究を通じて再認識した。

当たり前と言えば当たり前のこと。でもとっても大事だと思うなぁ。

慶應SDM研究科での時間ももうあと少し。大切にコツコツと、楽しみながらやっていこう。たくさんの感謝を込めて。

2013年 1月 30日 | Filed under LEARNING
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修士論文を書くということ

今日は1月17日。修論提出日までちょうど2週間となった。まだ完成には至っていないが何とか形になって来たかなというところか。

所属するヒューマンラボへの第1回の提出が1月6日。これを目標に、12月に入ったあたりから集中し始めた。研究、そしてそれを論文にまとめる、なんて初めてのこと。「要領よく」なんてできるはずもない。ましてや他にも役割を持つ私としては、早め早めに進めておかないと何が起こるか分からない。そう思って、コツコツとやってきた。

それにしても、こうして論文を書くという作業は大いに意味がある。つくづくそう思う。この2年間の授業やゼミ、輪読会や講演会、セミナーにワークショップの数々。そこでアンテナに引っかかったたくさんの「点」たち。それが線となり面となりつつあるのを実感する。私なりにではあるけれど。 続きを読む

2013年 1月 18日 | Filed under LEARNING
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